「時をかける少女」、「サマーウォーズ」など
ヒット作を生んだアニメ制作会社マッドハウス。
そんなマッドハウスの労働実態を週刊文春が
文春オンラインでニュースとして取り上げ
労働実態がブラックすぎると話題になってます。
マッドハウス 労働実態の詳細
マッドハウスの労働実態がブラックすぎる詳細です。
アニメ制作会社「マッドハウス」で制作進行として働くAさん。多い月には1カ月間の総労働時間が393時間に及び、帰宅途中に倒れ、救急車で病院に運び込まれることもあったという。
「定時」は有名無実化しています
―― マッドハウスについては、入社前と入社後ではイメージが変わりましたか。Aさん もともとは『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など、私も知っている作品をいくつも手がけている大手の制作会社という印象でした。アニメ業界が激務だとは知識として知っていましたが、日本テレビの子会社ですし、会社説明会で社長や社員の方に実際に会って温和そうだったので大丈夫だろうと思っていました。ちょっと認識が甘かったですね。業界内では「マッドハウスはホワイト企業」と言われているそうですが……。
―― 就業時間の定時はあるのでしょうか。
Aさん 就業規則上は10時から19時ですけれど、実際の出退勤は各自の判断にゆだねられています。ほとんどの社員は昼過ぎに出勤してきますが、基本的には後ろが長いので「定時」は有名無実化しています。
―― タイムカードはありますか。
Aさん ウェブブラウザで出退勤を記録するシステムがありますが、みんな「どうせ残業代は出ないから」とあまり正確につけていない。私はきちんと記録していましたが。
―― 今後、アニメ業界はどのように変わればいいのでしょうか。
Aさん 具体的なことは今後の団体交渉で決まっていくので、今は申し上げられませんが、ユニオンの坂倉さんがおっしゃるように「働いている労働者自身が声を上げていく」ことが、まずは重要かと思います。社会学者の宮台真司先生の言葉を借りれば、「任せてブー垂れるより、引き受けて考える」という態度が必要なんじゃないんでしょうか、ね。
日本人論に持ち込んでしまって恐縮ですけど、私たちは何か大きな悲劇が起こった後になってようやく悔い改めるという流れをずっと繰り返していますよね。昔はみんな飲酒運転をやっていましたし、児童虐待だって最近になってようやく厳しく取り締まられるようになった。
何か事件が起こってから後手後手の対策を取るわけですが、アニメ業界の恐ろしいところは過去に制作進行が過労の末に自殺しているのに、こんにちまで制作体制を含めて何も変わっていないし、変わろうとしていない。
加えて、業界人の無知、無関心もあります。私は「雇用契約書に書いてあることがすべてでしょう」というスタンスですが、多くのスタッフはアニメへの情熱が優先されるので、労働法制にはまるで関心がありません。マッドハウスの社員のほとんどは、おそらく就業規則や給与規定すら読んでいないはずです。個人的には「作品が作れれば、それで本当にいいのか」と思ってしまいます。
働く人が不幸にならないための仕組みは必要になってきます。
出典元:Yahooニュース(文春オンライン)
どこの企業でもある事だと思いますが
タイムカードが意味を成していないですよね。
労働時間や有給休暇の取得など
企業に対しての政策が行われており
ブラック企業が淘汰されていると思われてます。
ですが実際はブラック企業は今でも多く
「みなし残業制」を悪用しており
中小企業ほどその傾向が高い印象ですよね?
それはアニメ制作会社でも例外ではなく
残業200時間以上の過労死ライン超えと
文春オンラインが取り上げたわけです。
アニメ制作は犠牲を伴うのか
ブラックな労働実態が明らかになったわけですが
楽しいアニメが制作スタッフのブラック労働によって
支えられていると知ると楽しめませんよね?
こういった報道は労働者を守る報道として素晴らしく
その反面、アニメ制作は犠牲を伴うのかと認識され
アニメ制作自体が批判を受けかねないと思っています。
このような事態を防ぐために会社がとるべき対応こそ
きちんとした労働体制を作り上げていき
労働者と企業が対等な関係を維持することです。
そうでなくても最近は売り手市場という事もあり
今の職場でなくても他の会社で働けばいい
そう考えるとブラック企業と縁を切れるのでは?
ネットの声は?

こういった労働問題は大きな話題として
ニュースでよく取り上げられますよね。
そしてYahooニュースでも取り上げられており
労働をテーマに議論が交わされています。
今回もTwitterよりネットの声を紹介します♪
アニメ制作会社「マッドハウス」社員は月393時間働き、帰宅途中に倒れた
「今回の一件は、私とマッドハウスだけに限った話ではありません」
「毎年のように「インパール作戦」をやっている」
「なんで好きなものを作っている人が死ななければならないのか」— ヒロ・マスダ / Hiro Masuda (@IchigoIchieFilm) 2019年4月22日
凸版印刷の中の印刷会社にいた時、AM8時からAM5時まで働き、帰ってシャワーと仮眠してAM8時に職場に戻る生活だった。社長が弁当山ほど買ってきて、感謝されるという飼いならし。僕は400時間強だったけど、それでいて手取りは月20万を切る地獄
アニメ制作会社月393時間働https://t.co/S7ieIrZKVB
— いきのん (@ikky3) 2019年4月22日
アニメ制作会社「マッドハウス」社員は月393時間働き、帰宅途中に倒れたhttps://t.co/FtnlMXc7cL
実は私、若い頃この業界にいたことがありますが
当時は月に400時間働いていました(´ω‘)
「ゲームやアニメが好きだから業界で働きたい」だけでは続かない世界です
リアルに死人がでますからね— 私はケーキ (@unknownfluorite) 2019年4月22日
アニメ制作会社の制作進行のブラックさはマッドハウスに限ったことじゃないんだよな
アニメーターが自社の仕事だけじゃ食えないからフリーになる
制作進行は自社のアニメーターだけじゃ回らないからフリーに仕事回す
フリーは会社員じゃないから定時なんて無い
フリーから原画回収する進行に定時は?— 丸太 (@Pointed_log) 2019年4月22日
正に文字通りのマッドハウス。もうこういうのやめようぜほんと。だから国が縮んでいくんだよ。 https://t.co/vXYnf1sntl
— 明石順平 (@junpeiakashi) 2019年4月22日
今期のアニメ
他にもあるのかな?🤔
とりあえず半分でいいね👍
制作費は今の倍使えなければだめってする
そしたらマイナーな会社はやってけないでしょ?で、有名どころはクオリティが上がって人も使える。はい解決👏⬇︎(後半へ続く)#マッドハウス pic.twitter.com/f8ZCmAidR2
— 旅する不思議な少年 (@0xbBZPw9RAkIBhU) 2019年4月22日
アニメ制作の長時間労働を抜本的に変えるつもりはないのか――「マッドハウス」現役社員インタビュー https://t.co/CoBhiuNTDY
俺も昔、寝不足で成田まで高速飛ばして居眠り事故起こしそうになったw 6時に帰って10時に出社とか、拘束時間がヤバい。— Mr.Don (@sucoon9999) 2019年4月22日
やはりアニメ業界はブラック企業の巣窟なのか
残業が当たり前に行われているようで
普通の会社よりも過酷な労働環境のようです。
労働環境の整備が必要
ベンチャー企業の成長には社員の意識が大事で
「時間に関係なく成功させるんだ」
そんな熱意が会社を急成長に導くのも確かです。
しかし昨今の労働問題で1番に挙げられるのが
残業代未払い問題と過労ですよね。
どんな会社でも残業代を多く払うのは厳しい。
しかし払わない事で人材が離れていく可能性もあり
会社への投資だと思えない企業が増えています。
労働への対価として賃金があるわけですし
残業時間も法律で定められている範疇に抑えれば
労働への意識改革が進められるのではないでしょうか?
どんな企業でも労働環境の整備が必要であり
大企業が徹底すれば、中小企業も続かざるを得ない
そんな状況になると思いますね♪
という事で今回はここまで!
読んで頂いてありがとうございました(*’ω’*)