自律神経失調症の症状を治す方法とうつとの違いは?



こんにちは!薫です。

 

ソフトバンクの中村晃選手が自律神経失調症と診断されたことで話題になっていますね!

スポーツ選手は体が資本という事もあり、焦りを見せている中村晃選手・・・。

どうなってしまうのか注目が集まっていると思います。

 

鬱と一括りにされる事もある自律神経失調症ですが、いったいどんな病気なのでしょうか?

私の親戚も診断されてしまった事もあり以前から調べていた病気なので

今回は自律神経失調症の症状と治し方について書いていきたいと思います。



自律神経失調症とは?

自律神経失調症とは、全身をコントロールする自律神経の不調によっておこる病気

身体の様々な器官が問題を起こしてしまう原因を特定しづらい病気の一種です。

そう原因の特定しづらさから病院に行っても分からない事も多く

セカンドオピニオンをする事が大切な病気でもあります。

 

内科で診察をしてもらっても原因が特定されず、疲れていると診断を受けてしまい

ビタミン剤だけの処方で終わってしまう事もあります。

更にこの病気の悪質な点として、他の病気と併発すると特定が極めて困難という点。

鬱だと思っていたら自律神経失調症だった・・・なんて事もありえてしまう病気です。

 

自律神経失調症の症状を治す方法

自律神経失調症の症状と治し方をここでは紹介していきたいと思います!

まず、この病気は複数の症状が併発して出てくるのが特徴で

・慢性的な疲労(だるさ、めまい)

・偏頭痛

・動悸がして息切れする(不眠を併発しやすい)

・耳鳴り、手足のしびれ、口のどの不快感(身体的な不自由感)

・頻尿、残尿感

引用元:広報誌 2010年8月号

以上の症状が複数出てくる方は自律神経失調症の疑いが高いです。

 

治し方も症状によって変わってくるのも大きな特徴で

・生活リズムや食習慣の改善

・セルフコントロールを訓練する(自律訓練法)

・マッサージなどの理学療法

など生活習慣病の改善をする際に行うべきものと似通った傾向にあります。



4つのタイプごとに原因が違う?

治し方も症状によって変わってくるってどういう事って思う方もいると思います。

実は自律神経失調症には4つのタイプがあって、タイプごとに原因が違うんですよね!

 

完治するのが困難なタイプもあるので一概に自律神経失調症だから治療はこれと決められず

そこが難しい病気でもあります・・・1つずつ紹介していきますね。

本態性自律神経失調症

こちらは体質的なもので幼少期から抱え続けているケースが多く、体質依存タイプ

虚弱体質・低血圧などの方が実は自律神経失調症だったというケースも珍しくありません。

精神的な疲労やストレスとは関係なく発症してしまい、生活リズムや食習慣から改善し

長期的にライフスタイルを変えていく必要があるタイプですね!

 

心身症型自律神経失調症

心身症型自律神経失調症は日常的なストレスによって発症し、ほとんどが該当するタイプ。

心身共に症状が見られ、スポーツ選手のスランプなどから発症する例もあります。

努力しても結果が着いてこなかった・・・そういう努力家の人に多い傾向にあります。

 

医学的な根拠はありませんがスポーツ界隈でよく言われる「イップス」も

トラウマ的な失敗によって克服に数年掛かるケースも多いので近いと思えますね!

 イップスとは? 

トラウマ的な失敗によって起こる同様の場面での拒絶反応との説が有力な症状。

失敗を成功体験で上塗りしていき、克服する必要がある。

 

神経症型自律神経失調症

こちらは感受性が豊かすぎる、精神的なストレスに対して極端に弱い人に多いタイプ。

精神的な問題で体調を崩してしまい長期化するケースも珍しくありません。

さきほど紹介した「イップス」に共通する点が多いですね!

 

イップスとの違いは精神的なトラウマではなく、精神的なストレス耐性の低さが原因な点。

精神的な問題を克服出来るかどうかは本人次第という部分もあるので

考え方によっては一番厄介なタイプへ発展し兼ねないものです。

 

抑うつ型自律神経失調症

抑うつ型自律神経失調症は神経症自律神経失調症が更に重症化したタイプ。

さきほど紹介した神経症自律神経失調症の症状が出るのはもちろんですが

「無気力感」「極度のネガティブ思考」など鬱の症状も確認されます。

 

更に食欲不振・不眠症・慢性的な頭痛・偏頭痛など症状が多岐にわたることから

身体的な治療のみを促される事が多いため長期化してしまうタイプになります・・・。

完璧主義の方が理想と現実にギャップに打ちのめされた場合に

このタイプまで重症化してしまい、治療をしても効果が薄いことも。

 

鬱(うつ)との違いは症状の多さにあった

抑うつ型自律神経失調症って鬱じゃないのって思う方もいると思います!

鬱との大きな違いとしては

・身体的な症状が顕著なものが抑うつ型自律神経失調症

・精神的な症状のみが鬱(イライラ、不安、憂鬱、思考停止)

医者でも明確に判別がしづらいので、あくまでベースラインとして紹介しています。

ただ、自律神経失調症と鬱との違いは症状の多さにあるのは事実のようですね!

 

診断サイトでチェックしてみよう!

自律神経失調症についてここまで書いてきましたが

自分も自律神経失調症の疑いがあるんじゃ・・・そんな風に思った方もいると思います。

気になる方はこちら診断サイトでチェックしてみよう!

 

よくある質問形式の問いに答えていくと診断結果が出るというものですね!

他サイト様にも共通していた部分だけ引用して紹介したいと思います。

・めまいや耳鳴りのするときが多い。
・または立ちくらみをよく起こす。
・胸が締め付けられる感じがする。
または胸がザワザワする感じが時々ある。
心臓がいきなり早くなったり、脈拍が飛ぶようなことがある。
息苦しくなるときがある。
・夏でも手足か冷えるときがある。
・胃の調子が悪いときが多い。(お腹がすかない・胸やけなど)
・よく下痢や便秘をする。または便秘と下痢を繰り返す。
・肩こりや腰痛がなかなか治らない。
・手足がダルイ時が多い。
・顔だけ汗をかく。または手足だけ汗をかく。
・朝、起きる時に疲労を感じる。
・気候の変化に弱い。
・やけにまぶしく感じる時がある。
・寝ても寝ても寝たりない。
怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
・風邪でもないのに咳がよく出る。
・食べ物を飲み込みつらい時かある、喉に違和感がある。呂律が回らない時がある。

引用元:広報誌 2010年8月号

大まかな診断として重要そうなものには色付けさせて頂きました!

 

どれも色々な病気の前兆として表れやすいものですが

「自分は大丈夫」なんて思ってたら急に体の調子がおかしい・・・。

そうならないためにも自分の身体は大切にしていきたいですよね♪

 

診断サイトで私もチェックしてみましたが「自律神経に狂いはなさそう」と結果が出ました!

精神的に強いが努力家ではないタイプは掛からない病気なのかもしれませんね( ゚Д゚)



まとめ

今回は自律神経失調症の症状と治し方について書いていきましたがどうでしたか?

私は専門家ではないので、医療書籍・診断された際の情報を元に記事にしていますので

完全にこれが原因や症状として正解とはいいづらいです・・・。

 

1つ言える事は、この病気には鬱と同様に家族の理解があってこそ治療に望める点。

はっきりとした病名を1回の診察で断言してもらえるようなものではないため

「どうせサボりたいだけでしょ」「精神的な弱さから病気だと思い込んでいる」

このように家族が否定的な姿勢では治療を進めていくのは難しいと思います。

 

余談になってしまうのですが、心身症型自律神経失調症と親戚が診断されるまで

私も「病は気からって言うぐらいなのに・・・軟弱だ」なんて思っていました。

ですが診断が出てからは納得というか、しっくりきてしまうんですよね。

 

努力家で自分には厳しいタイプだった人が大きな問題に直面した時に多いようで

精神的な弱さではなく、気持ちに体が着いてこないって事だと思いました。

逆に神経症型自律神経失調症の場合は精神的な感受性の高さが問題です。

 

鬱と同様に軽視されがちですが長いカウンセリングや治療を要する病気の1つ・・・。

もしも家族や自分がなってしまった際に貴方ならどうしますか?

この記事がそんな事を考えるきっかけになれたら幸いです(*’ω’*)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました♪